メンタルクリニック・心療内科・精神科、ただ通っているだけになっていませんか?
こんにちは!ブログ主のはじめと申します。
今回は、
について、
私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。
◆ただ通っているだけになっていませんか?
だいたいの場合は何らかのお薬を処方されるだけの対処療法、
いわゆる"その場で安心するだけ"で、終わってしまいます。
お薬を飲めば、その時だけ気分は良くなり、
運が良ければ(お薬の効能効果が身体に適応すれば)
そのまま元気にはなりますが、これは対処療法であり、根治療法ではないため、
また過去と同じ状況に陥れば再発するケースがほとんどです。
自身の精神疾患を治していくためには、
自己洞察力による根治療法が大切となります。
精神疾患の原因は何なのか?
今抱えている辛いことは何なのか?
普段はどういう活動をしているのか?
自分で考えても分からない場合は、
「分からない!ということが分かった!」という洞察結果でいいのです。
自分を俯瞰的に観る(※)ことが、精神疾患の治療の第一歩となります。
※俯瞰的に観る(ふかんてきにみる):
「高いところから見下ろすように物事を見る」ということです。
つまりは「広い視野で、客観的な視点で、物事を見る」という意味ですね。
私は通院前に、
・自身の精神疾患について感じていること
・朝の活動や不眠具合、睡眠時間、食欲、運動量、体重変化
・以前の診察から変わった自己洞察の結果
など日常的なインプットをメモに残して、
面談時間になったら、それを全て話すことでアウトプットし、
いわゆる専門家からの客観的意見を取り入れ、
フィードバックを受けています。
実際のメモはこちら
(かなりプライベートな内容なので、
参考程度に流し読みでお願いします。笑)
これによって、
分からなかった原因の解明など、
新たな発見が生まれ、
精神疾患の根治療法に繋がるのです。
とはいえ先生が忙しそうな、
怪訝な顔をしていたりするケースも多いかと思います。
そんな言いたいことが言えなくなるような状況を避けるためにも、
事前にメモ書きに残し、通院に臨むことをお勧めしています。
あまりにも話せなさそうだったら、
書いたメモを「ハイこれ」って先生に渡しちゃえばいいのです。
…
◆担当の先生を頻繁に変えちゃっていませんか?
精神疾患の治療には、患者と先生との信頼関係が必須となります。
このメンタルクリニック、精神科、心療内科の先生との信頼関係、
通称、ラポールは1回の通院ではとても形成出来るものではありません。
著名な精神科医曰く、ラポールの形成は平均で3ヶ月くらい(5.6回の通院)を要するようです。
大抵最初は、この先生で本当に大丈夫かな…
となってしまうこともあるかと思いますが、ご安心ください。
それは当然起こる心理状況である、と捉えて大丈夫です。
そもそも、いくら診療、診断できる
資格を持っている人が相手だからと言って、
初対面だけど自分の悩みや
いちばん話したくないようなことを
全てをさらけ出せるぞ!
という方は中々いないんじゃないかな、と思います。笑
ただ、前述の通り、
患者と先生とのラポール形成は精神疾患の治療のために必須です。
先生もラポール形成の為に
何かしらのアプローチをしているはずなので、
患者である我々も、徐々に心を開いていく姿勢が必要です。
心理学に「ザイオンス効果」という、
同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、
その人やモノに対して好印象を持つようになる
心理現象があります。
同じ先生であれば、この効果により、
徐々に心を開いていける可能性が高いのです。
カルテの記録もありますが、
先生はなるべく変えないようにすることが、
早期のラポール形成に繋がります。
…
◆もう元気なんだけどまた来てください
って言われた!どうして?
私は3ヶ月ほど前に適応障害と診断されてから現時点に至るまで、
欠かさずメンクリには2、3週に1回のペースで通っております。
SNS上でも健康そうに見えているかと思いますし、
自分でも今は健康だと思っているのですが、
それでも迷わず通っております。
精神疾患は怪我とは違って目に見えない病気で、
尚且つ再発率も低くはありません。
どんなに元気になったとしても
素人の自己判断で通院や服薬を中止したりせず、
それなりの経験を積んだ専門家に
ある程度診察され続けてもらう必要がございます。
そういう理由もあって、精神疾患は良くなってきたとしても、
"完治"という言葉は用いず、"寛解"という言葉を用いて、
症状の経過観察・治療の終了をさせるという流れが一般的です。
行く気分じゃなくなった、もう大丈夫だと思った、
等の理由で、自己判断での通院拒否は、
決してオススメは出来ません。
主治医を信じ、主治医の指示に従いましょう。
…
◆おわりに
以上が今回の記事のまとめとなります。
通院前のメモについても、すべて真似して書け!なんてことは言いません。
自己洞察、自分を俯瞰して観ることにも練習が必要ですので、
上記を参考に出来ることから始めていただければと思います。
本記事があなたの精神疾患の寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の
一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。
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最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m