精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

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コップ半分の水を見て、それをどう捉えますか?

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、”コップの水理論”の本当の解釈について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

◆コップ半分の水を見て、それをどう捉えますか?

皆さんは、”コップの水理論”というのをご存じでしょうか?

 

簡単に言いますと、

コップの中に水が半分入っています。

これをどう捉えるか?

というものです。

 

コップ半分の水を見て、

😥<半分しか入っていない…

ネガティブ思考

😀<まだ半分入っている!

ポジティブ思考

 

ご存じの方にとっては、この説が有名かと思われます。

 

私が初めてこの理論を聞いたのは、浪人生時代の塾講師からの言葉でした。

 

 残りの受験期間を水と仮定して、

 これを

 「"もう"これだけしか時間が残っていない」と捉えるか、

 「"まだ"これだけ時間が残っている」と捉えるか、

 モチベーションにもスケジュールにも影響を与えるから、

 良く考えなさい。

代々木ゼミナール塾講師:生物講師:大堀 求 氏)

www.kaisei-group.co.jp

とのご指摘でした。

 

あなたの今の状況で、この考え方が当てはまるものはありますでしょうか?

 

心理カウンセリングにおける、認知行動療法の基本となる考えで、

事象は1つでも、その捉え方は複数存在する。

というものです。

 

 

捉え方は一つとは限りませんので、

冷静に、客観的に、俯瞰的に事象を観察して、

ポジティブな捉え方をしてみましょう!

 

大体の場合、コップの水理論はこのような説明で終わりなのですが、

今回はもう一歩踏み込んでみましょう。

 

コップに『半分入っている』と『半分空である』とは、

量的には同じである。

だが、意味はまったく違う。

とるべき行動も違う。

世の中の認識が

『半分入っている』から

『半分空である』に変わるとき、

イノベーションの機会が生まれる

(P・F・ドラッカーイノベーション起業家精神』) 

マネジメント[エッセンシャル版]
 

 

ビジネス書籍で有名なドラッカー氏のこの言葉を見ると、

あれ?空いている半分の方にフォーカスしているぞ?

っていう疑問が生まれますよね。

 

結論として、ドラッカー氏の考え方は

水を”既存の考え方”と捉え、

空間を”新たな発想”と捉えます。

 

つまり、

コップの中の水に捉われていては、

過去の栄光に捉われがちになってしまう

既存の考え方しかできず、

一方で、

水が入っていない空間に目を向けることは、

未来に栄光を掴む可能性がまだまだ十分にある、

新たな発想の根源となる。

 

ということです。

 

先述の大堀先生の理論とは、

目を向けている部分が違いますが、

どちらもポジティブな面が含まれております。

 

 ポジティブな解釈ですら、捉え方は1つとは限らないのです。

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

いずれの理論にしても、捉え方の1つで、その反応や行動が変わってきます。

あなたはコップ半分の水を見て、それをどう捉えますか?

あなたの残された時間を鑑みて、それをどう捉えますか?

あなたの今の状況や症状を観察して、それをどう捉えますか?

 

記事を参考に、出来ることから始めていただければと思います。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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