精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

自分の自分による自分のための心理カウンセリング

急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

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◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

本記事は、前回の記事の続きとなります。 疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

5.急性ストレス障害ASD

【概要】

急性ストレス障害ASD)とは、

トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験して間もなく始まり、

1カ月未満で消失する、日常生活に支障をきたす強く不快な反応です。

症状が1カ月を超えて持続する場合は、

心的外傷後ストレス障害と診断されます。

【症状】

・感覚の麻痺

・感情反応の欠如

・トラウマとなる出来事に関連した苦痛をもたらす

 記憶、思考、または感情を避けようとする

睡眠障害

・集中力の低下

診断には、症状によって重大な苦痛が生じているか、

日常生活に大きな支障をきたしていることが必要です。

 

【発病年齢】

小児から成人まで、全年齢有り

ただし、個人差があるので、同じ体験をしても、

その体験がストレス障害として現れる方と現れない方がでてくることもあります。

【原因】

外傷的出来事が強烈または反復的であればあるほど、

急性ストレス障害になる可能性が高くなります。

【治療】

患者の支援

急性ストレス障害の人の多くは、

心的外傷(トラウマ)を受けた状況から離れ、

自分の苦しみに理解や共感を示してもらいつつ適切な支援を受け、

起きたこととそれに対する自分の反応について話をする機会が与えられれば、

この病気から回復します。

自分の体験を何度か人に話すことで効果がみられる場合もあります。

医師が不安を和らげたり、

睡眠を促したりする薬を一時的に処方することもありますが、

それ以外の薬(抗うつ薬など)は通常処方しません。

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

急性ストレス障害(ASD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

急性ストレス障害(ASD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

6.心的外傷後ストレス障害PTSD

【概要】

心的外傷後ストレス障害PTSD)とは、

トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験した後に始まる、

日常生活に支障をきたす強く不快な反応です。

【症状】

・侵入症状

(その出来事が頭の中に入り込んでくるように

 繰り返しよみがえり、制御することができない症状)

・その出来事を思い出させるあらゆる物事の回避

・思考や気分に対する悪影響

・覚醒レベルと反応の変化

その他、

不安や落ち着きの無さ

理解力の減退、

不眠、

頭痛、

食欲減退、

など

【発病年齢】

小児期を含む生涯のいずれかの時点で約9%の人が発症します。

12カ月の期間で調べると、約4%の人で認められます。

【原因】

外傷的出来事の直接または間接的な体験

【治療】

・精神療法(心理療法

薬物療法

・物質使用障害やうつ病などの他の精神障害の治療抗うつ薬

 【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

心的外傷後ストレス障害 (PTSD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

心的外傷後ストレス障害(PTSD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

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