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映画【英国王のスピーチ(The King's Speech)】のレビュー

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、映画【英国王のスピーチ(The King's Speech)】のレビューについて、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

現在、Amazonプライムで観られる約2時間の素敵な映画です。

是非ご鑑賞ください。 

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英国王のスピーチ (吹替版)

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(以下、ネタバレとなりますので、あらかじめご承知置きくださいませ。)

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◆私には、王たる”声”がある!

あらすじ:

子供の頃から吃音に悩むイギリス国王ジョージ6世が、妻のエリザベス妃と共に、言語療法士ライオネルのもとで吃音を克服していき、最後には国王としての立派なスピーチを行えるようになるまでの、実話をもとにした映画となります。

ライオネルとジョージの信頼関係、王のスピーチが必要とされる時代背景が感動的に描かれています。

 

 

私は心理カウンセラーを目指している故、

この映画を観るときの視点は言語療法士

言わばスピーチカウンセラーである

ライオネルに自然と向けられました。

 

相手が国王であれ子供であれ、

来談者として迎え入れる方とは、

いかなる状況においてもその関係は対等で、

カウンセリングの対応を変えることはない、

という大切さと、その治療効果が垣間見えます。

 

国王であるジョージ6世を

吃音を治したい、どもりを治したい、

一人の人間として観察し続けて、

適切な処置を施していく工程、

 

カウンセラーも一人の人間であり、

その生い立ちや今の生活環境があるわけで、

いくら自己洞察のスペシャリストとは言えど、

何事もスムーズにいくわけではないという生き様、

 

様々なシーンでカウンセリングの難しさが伺えました。

 

また、ジョージ6世の視点、

いわば来談者視点に立つと、

海軍士官を全うしていたのにも関わらず、

なりたくもない国王となり、

スピーチ前では周りの視線が怖くなり、

人だけにとどまらず、絵画からも見られている恐怖や、

兄に反論したくてもその恫喝する姿にすくみ上ってしまい

声にならない声を上げてしまうシーンなど、

本当に、本当に辛いんだろうな…という共感を得られました。

 

治療が進んでいき、状況も進んでいき、

ジョージが国王として自覚し、

「私には、王たる”声”がある!」

と叫んだ時には、思わず鳥肌が立ちました。

 

「そうとも。あなたは忍耐強く、誰よりも勇敢だ。立派な王になる。」

と答えたライオネルは、ジョージ6世の辛い状況に立ち向かう姿を

本当によく観察していて、カウンセラーとしての鑑だなぁ、

と涙ぐみました。 

 

ジョージの演説を視て、

その吃音の症状を診て、

吃音を治す努力を看て、

再度演説する姿を観て、

最後には国民に拍手喝采を受けている

国王の背を見るライオネルは、

どう感じていたのでしょうか。

 

きっと、良かったなぁ…なんて簡単な想いだけでは無いはずです。

 

きっと私が心理カウンセラーになったときにも、

同じように気苦労絶えない生活が待ち受けていることでしょう。

 

そんなときに、この映画を観ておいて良かったなと

思える未来がくるのかなと思うと、楽しみでなりません。

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

ライオネル役のジェフリー・ラッシュですが、

彼はパイレーツ・オブ・カリビアンのバルボッサ役の印象が強く、

何役で観ても、何度観ても、その佇まいや声が本当にカッコいいです。

 

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最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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