精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

自分の自分による自分のための心理カウンセリング

思考傾向が「気分」や「感情」を変える!

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、理想のカウンセラーになるための基礎作りについて、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

今回はこちらの記事の続きとなります。 f:id:HAJIMETHOD:20201121225817p:image

◆思考傾向が「気分」や「感情」を変える!

前回の記事では、自己理解の第一歩として、 

ストレスチェック指標を用いて、

ストレスの管理にフォーカスしてみました。

 

今回は、「気分」「感情」にダイレクトに影響する、

思考傾向について、フォーカスしていきましょう。

 

 

思考傾向とは、私たち人間の「考え方の癖」のようなものです。

 

例えば、朝出かけようとしたときに靴ひもが切れたとします。

その時、どのように考えますでしょうか?

 

「古くなっていたのかな?」

とあまり気にとどめない方もいると思いますが、

「今日は気分を変えて違う靴で行こう!」

とプラスに捉え、いつもとは違う気分を楽しむ方もいます。

 

そして中には、

「何か悪いことが起こる前兆では…?」

と必要以上に不安になる方もいるでしょう。

 

このように靴ひもが切れるという同じ事象でも、

知らず知らずのうちに考え方の癖(思考傾向)を通じて、

最終的に生じてくる気分や感情は大きく変わってきます。

 

皆さんの思考傾向はどんな特徴がありますでしょうか?

 

自己理解を深めていくために、

思考傾向診断テストを用いて、客観的に理解していきましょう。

 

※当然、A・B以外の考え方も出てくるかと思いますが、

 その時はあまり深く考えず、単純に考えの近い方を選択してください。

 あまりにも全く当てはまらないのであれば、ノーカウントでも結構です。

 

思考傾向診断テスト  
コップにヒビが入ってしまった
A 仕方ないか!新しいのを買おう!
B 何か悪いことが起こる前兆ではないか。
       
占いを見ると結果が最悪だった
A たかが占い!気にしない!
B 凹む。一日不安になる。
       
出かけようとしたら傘の骨が折れていた
A 形あるものは壊れて当然!違う傘を用意しよう!
B どうして壊れたんだろう。落ち込む。
       
仕事でミスをした  
A 人間、誰にでもミスはある!
B こんなミスをするなんて、なんてダメなんだろう。
       
友達に誘いを断られた
A そっか!また今度誘ってみよう!
B 私のこと、嫌いなのかな?

  

このテストで、

プラス思考に傾きやすいのか、

マイナス思考に傾きやすいのかが分かります。

 

Aを多く選んだ方は「プラス傾向タイプ」です。

一般的にプラス思考は良い思考の持ち主と捉えられます。

気分転換が上手だったり、なんでも前向きに考えることが出来るので、

ストレスが貯まりにくく、心の健康度も高く保つことが出来ます。

 

ただし、良いことばかりではありません。

プラス思考があまりにも強い(特に、全てAを選んだ)場合、

物事をあまり深く考えずに行動してしまう傾向があります。

 

軽率な言動で失敗を招いたり、周囲に迷惑を掛けたり

何かとトラブルも生じさせがちです。

 

余りにプラス思考が強い場合には、

周りをよく見て暴走しないように心掛けるなど、

少し他者の意見を聞き入れるようにする姿勢が大切です。

 

Bを多く選んだ方は「マイナス思考傾向タイプ」です。

マイナス思考傾向が強い方は、

悩みが多く、自分の殻に閉じこもってしまう傾向があるので、

周囲からあまり良い評価を得られません。

 

マイナス思考の傾向が強いと、必要以上に考え込んでしまったり、

結果的に自分の考えに苦しんでしまいがちです。

 

なんでもない情報を悪く捉える傾向にあり、

何気ない出来事や他者の悪意のない行動に対しても、

過剰にマイナス思考をフル回転させ、

「あの人は私に対して嫌がらせをしているんじゃないか?」

とイライラしたり落ち込んだりしてしまいます。

どうしてもストレスが溜まりやすくなってしまうのです。

 

しかし、当然ながらマイナス思考がすべて悪いというわけではありません。

マイナス思考の方はとても敏感で、慎重に物事を進めるので、

心無い人に利用されたり、人に騙されるということは少ないでしょう。

また、人に気を遣える傾向が強く、人を傷付けることも少ないでしょう。

大きな失敗体験に苦しむことも少ないかもしれません。

 

とは言え、マイナス思考に囚われ、

自分の考えの呪縛から抜け出せないほど

マイナス思考が強い(すべてBを選んだ)場合は、

自分がマイナス思考に走りやすいタイプだということをしっかりと認識し、

考え込みそうなときに、自分に合った気分転換の方法を生み出すなど、

自分を必要以上に苦しめないような対策を練っておくことが必要です。

 

A・Bが2:3か3:2だった方は、「バランス思考タイプ」です。

偏りが少なく、比較的自分で精神的安定を取り戻すことができる傾向にあります。

ただし、大切なのは、プラス思考・マイナス思考の

どちらが良い、悪いということではなく、

「良い点」「悪い点」の両方を正確に理解することです。

 

自己理解を通して、自分の思考傾向もしっかりと理解しておきましょう。

 

ちなみに私は1:4のAよりでした。

だいたいのことはなんとでもないのですが。

占いで最下位が出てしまうと えー ってなってしまいますね。笑

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m