精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

自分の自分による自分のための心理カウンセリング

心理学会の三大有名人とそれぞれの心理療法について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、心理学の世界における歴史と心に関する捉え方を知ること

をテーマに、過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

今回はこちらの記事の続きとなります。  f:id:HAJIMETHOD:20201126115318p:image

◆「フロイト」「ユング」「ロジャース」

前回の記事では、

心理学の起源・成立・枝分かれと、

心理学の大まかな流れを理解しながら、その発展を学んで参りました。

 

また、心理学は 様々な学派によって提唱されては批判されてを繰り返し、

現代心理学の礎として歴史に残っていると述べさせていただきました。

 

心理カウンセラーとしては、世界的に有名な心理療法の中でも、

フロイト」「ユング」「ロジャース」の3人がそれぞれ打ち立てた理論を

基礎知識として最低限覚えておかなければならないとされています。

 

1.「精神分析

ジークムント・フロイト(Sigmunt Freudは、

精神分析学者にして精神科医でした。

フロイトの打ち立てた精神分析は、

「無意識」「前意識」「意識」の3つの体系に分け、

「局所論」として唱え、心の中の動きを説明しました。

 

意識:

自分の体験・意識として理解できる、

特別注意しなくても意識出来るもの。

前意識:

思い出そうとすれば思い出せる、

普段は意識されないが、注意すれば意識出来るもの。

無意識:

本人には自覚されていない、

人の動きを左右するもの。

 

→人間の心はこの3層から成り立っている。

 

 

2.「分析心理学」理論を打ち立てたユング

カール・ユング(Carl Gustav Jung)は、心理学者にして、精神科医でした。

ユングの打ち立てた分析心理学は、

人間には「内向性」と「外向性」の2つの心構えがあると唱えました。

 

内向性:

自分の内的な世界に焦点を当てる人、

自分の考えを表現するのが苦手で、なかなか自信を持てない人

外向性:

社交的で、自分の内的な世界ではなく、外部世界に注目する傾向を持ち、

自己表現が得意で自身を持っている人

 

この2つからさらに、

物事や自分の考えを筋道を立てて考える機能「思考」、

表現の豊かさ「感情」、

無意識化の総合的判断「直観」、

五感を用いて快・不快を見極める「感覚」

という4つの機能に枝分かれさせ、

合計8種の類型に区別された「タイプ論」を展開させました。

 

外向的思考型:

現実適応力が強く、社会適応力が強い。

内向的思考型:

現実に左右されず、自分の信念・内面に執着する。

外向的感覚型:

五感を使って現実的な外界をキャッチする。

内向的感覚型:

内面の感覚的なイメージをキャッチする。

外向的感情型:

他人の感情を読み、自分の感情をコントロールできる。

内向的感情型:

大人しく見えるが、内向的に感情をたぎらせる。

外向的直観型:

常に新しい可能性を狙うチャレンジャー。

内向的直観型:

非現実的な側面は強いが、内面的な素質を開花する力を持っている。

 

→人間の深層心理を研究し、カテゴライズした。

 

 

3.「来談者中心療法」を打ち立てたロジャース

カール・ロジャース(Carl Ransom Rogers)は、臨床心理学者で、第二次世界大戦中のカウンセリングを指導する立場となりました。

ロジャースは、心理療法の目的を個人のパーソナリティの成長にあると捉え、

人間には本来自然な成長能力があると信じ、

非指示的な特徴を有する「来談者中心療法」を唱えました。

 

そして、来談者の心の問題の改善は、カウンセラーの態度が重要であるとし、

「受容」「共感的理解」「自己一致」の3つの態度が問題の解決に繋がると説きました。

 

人間の潜在能力を信頼する彼の立場は、

「パーソン・センタード・アプローチ」とも呼ばれ、

現在もカウンセリングの基礎として、多くの臨床家に支持されています。

 

 

上記3つの理論は、カウンセラーとして活躍するときの基礎知識となります。

書く心理療法の特徴を抑え、理解しておくことが重要です。

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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