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枝分かれしながら発展してきた心理学の歴史

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、心理学の世界における歴史と心に関する捉え方を知ること

をテーマに、過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

今回はこちらの記事の続きとなります。 

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◆枝分かれしながら発展してきた心理学の歴史

前回の記事では、

生理心理学の知識に基づき、

「心」の働きとして捉えられている感情や意欲は、「脳」と密接に関わっており、

「悲しい」「辛い」などの感情を抱くときには、本人の意思とは関係なく、

必ず脳の神経系に変化が表れていることを述べさせていただきました。

 

今回は、心理学の起源・成立・枝分かれと、

心理学の大まかな流れを理解しながら、

その発展を学んでいきたいと思います。

 

心理学とは、

「人の動き、人や動物の行動を研究する学問」のことです。

その心理学は、起源をさかのぼると古代ギリシャ時代にまでいくそうです。

 

アリストテレス

哲学者。

人の心を理論的に考え、読み解こうと試みた第一人者と言われており、

「霊魂論」と著書し、感覚作用は動物の中にある霊魂に関わるものであり、

霊魂は生命とともに、感覚、記憶、理性、意思などとも関わると唱えました。

 

ヴィルヘルム・ヴント(Wilhelm Max Wundt)

心理学の父

生理学者で、生理学研究の行き詰まりから、哲学の分野に転換し、

1879年に心理学実験室を開設。

ヴントは人間の「意識」に注目し、

様々な刺激によってどんなことを意識したかを研究し、

心の構成要素を明らかにしようと試みました。

例えば、「梅干し」というものを置いたとき(刺激)、

意識の構成要素としては、

「丸い」「すっぱい」「赤い」「硬い」

などが挙がります。

 

エドワード・ティッチャナー(Edward Bradford Titchener)

心理学者。

ヴントの考え方から、構成主義心理学」を提唱。

代表的な要素として感覚、心像および感情をあげ、

さらにその要素を属性または次元に分析した。

感覚と心像の属性としては、

性質・強度・持続・延長および明瞭性をあげ、

感情には明瞭性が欠如すると唱えました。

 

◆ジョーン・デューイ(John Dewey)とウィリアム・ジェームズ(Wiliam James)

ジョーン・デューイ→哲学者。

ウィリアム・ジェームズ→哲学者、心理学者。

プラグマティズム実用主義という学派のもと、

機能主義心理学を提唱。

意識を一連の流れとして捉え、その流れに注目する考え方で、

「意識=環境に対する適応的な行動を導くための手段」と捉え、

精神を現象と機能とに分け、心理学の対象として機能を重視しました。

 

 

他にも、

行動主義心理学(行動を心理学の対象として捉える)、

認知心理学(情報処理過程に焦点を当てた)、

ゲシュタルト心理学(単なる構成要素だけでは意識を説明することはできないと全体観を重要視)

精神分析(無意識を重要視する)

など、様々な学派によって提唱されては批判されてを繰り返し、

現代心理学の礎として歴史に残っているのです。

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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