精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

自分の自分による自分のための心理カウンセリング

児童期・青年期に見られる障害・症状について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

f:id:HAJIMETHOD:20201115223728p:plain

◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

本記事は、前回の記事の続きとなります。 

疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【原因】

【治療】

(最後にまとめて【カウンセラーとしての注意点】

今回で、疾患名シリーズは〆となります!

 

9.児童期・青年期に見られる障害・症状

【概要

 自閉スペクトラム症自閉症スペクトラム障害

自閉スペクトラム症自閉症スペクトラム障害)は、

正常な社会的関係を構築することができず、

言葉の使い方に異常がみられるか、まったく言葉を使おうとせず、

強迫的な行動や儀式的な行動がみられる病気です。

【症状】

・社会的コミュニケーションと対人関係

・行動、興味、活動

これらに支障をきたし、支援が必要となる状態。

知能指数が50未満の小児の場合、青年期に至る前にけいれん発作が起こります。

また、個人差が非常に大きく、症状の現れ方も個人によって大きく異なります。

【原因】

主に、遺伝的異常との関連性が示唆されている

【治療】

・行動療法

・言語療法

・ときに薬物療法

 

自閉スペクトラム症 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

自閉スペクトラム症 - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

②注意欠如・多動症(注意欠陥・多動性障害)(ADD, ADHD

【概要】

注意欠如・多動症(注意欠陥・多動性障害)(ADHD)は、

注意力が乏しいか注意の持続時間が短い状態、

年齢不相応の過剰な活動性や衝動性のため

機能や発達が妨げられている状態、あるいはこれら両方に該当する状態です。

【症状】

・集中力の低下

・課題をやり遂げられない(遂行能力が低い)

・落ち着きがない

・気分の変動

・忍耐力がない

・関係を維持できない

【原因】

神経伝達物質の異常が関与している可能性が高いことが分かっています。

多くの場合、遺伝的要因が存在します。

他の危険因子として、

低出生体重(1500グラム未満)、頭部のけが、脳の感染症

鉄欠乏症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、鉛中毒、

出生前にアルコール、タバコ、コカインにさらされることなどがあります。

【治療】

・刺激薬

・行動変容

 

注意欠如・多動症(ADHD) - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

注意欠如・多動症(ADD,ADHD) - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

③学習症(学習障害

【概要】

学習障害がある小児は、注意力、記憶力、論理的思考力が欠けているため、

特定の技能や情報を習得したり、記憶したり、幅広く使ったりすることができず、

学業成績にも影響が出ます。

【症状】

色の名前や文字を覚えたり、身近なものに名前を付けたり、

数を数えたりなどといった小児期の初期に身につける能力の習得過程の遅れ

読み書きの習得の遅れ、

注意持続時間が短かったり、注意散漫だったりする。

【原因】

母親の病気や妊娠中の毒性のある薬剤の使用、

妊娠中や分娩中の合併症(例えば妊娠高血圧腎症や遷延分娩)、

出生時の新生児の問題(例えば未熟性、低出生体重、重度の黄疸、過熟)

など

出生後の考えられる因子としては、

鉛などの環境有害物質への曝露、中枢神経系感染症

がんとその治療、低栄養、重度の社会的隔離、

情緒的ネグレクトや情緒的虐待

など

【治療】

教育的管理

食品添加物を除去したり、ビタミンを大量投与したり、

小児の体の微量ミネラルを分析したりするなどといった

対策がなされることは多いですが、いずれも効果は実証されていません。

学業成績、知能、学習能力全般にあまり大きな影響を及ぼす薬物療法はありません。

 

学習障害 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

学習障害の概要 - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

④チック症

【概要】

チックとは、

目的のない同じような不随意運動が

素早く不規則に繰り返される現象(運動チック)や、

意図しない音や言葉が突然繰り返し

発せられる現象(音声チック)です。

チックは意識的に努力することで短時間だけ抑えることができます。

トゥレット症候群は、

1年以上にわたって運動チックと音声チックの両方がみられるときに診断されます。

【症状】

単純性チック:肩をすくめる、まばたき、急に首をひねる

複雑性チック:顔の表情を変える、跳ねる、触る

運動チック:咳をする、鼻を鳴らす

音声チック:状況に合わない単語を繰り返す、汚言症

【原因】

原因は分かっていませんが、

家系内で多発する傾向があるため、

遺伝的な要因が関与していると考えられています。

【治療】

・安心させる言葉と支援

認知行動療法

・薬剤

 

小児と青年におけるトゥレット症候群とその他のチック症 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

小児および青年におけるチック症およびトゥレット症候群 - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

【上記疾患・障害に対する総合的なカウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

児童虐待の可能性が考えられる場合:

1.身体的虐待:

子供に対する身体的暴力が主。

打撲傷、骨折、火傷、激しく揺さぶる、溺れさせる、

首を絞める、縄などにより一室に拘束するなどの行動

2.心理的虐待:

子供に対して、強迫したり非難をするなど、

言葉による脅しだけでなく、無視をすることも心理的虐待に入る。

その他には、兄弟・姉妹間の差別的な扱いをしたり、

子供が見ている前で暴力行為を行う等

3.性的虐待

子供に対して実際に性的行為を行うだけでなく、

性行為を見せる、性器を触る、触らせるなどの行動

4.ネグレクト

 

 

 

養育の拒否や、学校に通わせない、衣食住の世話をしない、

家の中に閉じ込める、不潔にする、車の中に放置する、

病気になっても病院に連れて行かない等

 

児童虐待により起こる症状】

虐待された子供に見られる症状としては、

子供の時期には発達の遅れや新旧の外相が見られるほか、

過食や多飲などの問題行動、情緒や言語発達の遅れを

はじめとする症状がみられることがあります。

 

特に、感情や衝動のコントロールが困難になったり、

自己評価が低く、自分や他者を傷付けやすいことなどが問題となりやすく、

心的外傷後ストレス障害をはじめとした、精神疾患を呈しやすくなります。

 

【カウンセラーとしての注意点】

虐待の可能性が考えられる場合には、児童相談所や警察にリファーが必要となります。

まずは、子供の命をまもることを第一に考え、行動するように心掛けておきましょう。

悩むときには、周りのカウンセラーへの報告と相談も心掛けましょう。

 

小児に対するネグレクトと虐待の概要 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

小児虐待の概要 - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

心理カウンセラーとしてのまとめ

来談者が精神疾患を抱えている場合には、

カウンセラーは安易にカウンセリングを引き受けるのではなく、

他の専門機関との連携を取り、リファーをしなければなりません。

 

実際には、病院で薬物療法を受けていながらも、

医師との関係に不満を抱き、カウンセリングに訪れる来談者もいます。

 

このような時、カウンセラーが安易にカウンセリングを引き受けることは、

非常に危険な行為となります。

 

精神疾患・障害を抱えた来談者には、

薬物療法が必要である場合がほとんどです。

 

カウンセラーが医師と来談者の関係性に入っていくことで、

治療行為の妨げになることもあるので、

カウンセリングを引き受けるかどうかの判断をするときには、

細心の注意と現状の確認が必要です。

 

その一つの指標が、精神医学の基礎知識です。

精神疾患・障害は全てリファーが必要となるケースで、

医師・福祉・学校などの他の専門領域との連携が絶対に必要となります。

 

もし、医師との連携を来談者が拒否する場合には、

カウンセリングを引き受けられないことをきちんと伝えましょう。

 

また、診断名や診断基準は、時代と共に変化するものです。

最新の情報を常にアンテナを張りながら、

学びを深めていく姿勢を大切にしていきましょう。

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

 

 

統合失調症、パーソナリティ障害について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

f:id:HAJIMETHOD:20201115223728p:plain

◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

本記事は、前回の記事の続きとなります。

 

hajimethod.hatenablog.com

 

疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

7.統合失調症

【概要】

統合失調症は、

現実とのつながりの喪失(精神病)、幻覚(通常は幻聴)、妄想(誤った強い思い込み)、

異常な思考や行動、感情表現の減少、意欲の低下、精神機能(認知機能)の低下、

日常生活(仕事、対人関係、身の回りの管理など)の問題を特徴とする精神障害です。

統合失調症の方は病識(自分が病気であることで自覚すること)が欠如するのが特徴です。

【症状】

 

妄想、幻覚、支離滅裂な思考や発言、

奇妙な行動や不適切な行動、

現実との接触の喪失、

など

【発病年齢】

 

人口の約1%が発症します。

統合失調症の発生率に男女差はありません。

症状があまり知られておらず、

治療の開始が年単位で遅れる場合もがあるため、

発症時期の特定が難しい場合がよくあります。

平均発症年齢は、男性では20代前半から半ば、女性ではそれよりやや後の年齢です。

【原因】

 

統合失調症の正確な原因は不明ですが、

最新の研究では、遺伝的な要因と環境的な要因が

組み合わさって発症することが示唆されています。

しかし、根本的には生物学的な問題(脳の変化が関わる)であり、

不良な養育環境や精神衛生上不健全な環境での成長が

原因で起こる精神障害ではありません。

【治療】

 

抗精神病薬

・支援サービス

・精神療法(心理療法

一般に、統合失調症の治療では以下を目標とします。

・精神病症状を軽減する。

・症状の再発とそれに伴う日常生活機能の低下を予防する。

・日常生活機能をできるだけ高い水準で維持できるように患者を支援する

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

統合失調症 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

統合失調症 - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

8.パーソナリティ障害(解離性同一障害)

【概要】

パーソナリティ障害(人格障害とも呼ばれます)とは、

本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたしている

思考、知覚、反応、対人関係のパターンが

長期的かつ全般的にみられる人に対して用いられる用語です。

臨床場面でよく目にされるのが以下の5つです。

・猜疑性パーソナリティ障害

人を信用せず、挫折経験とか他人から受けた拒絶反応に過度に反応します。

自分の権利を必要以上に主張し、過度に自尊心が高く嫉妬深いのが特徴です。

他者から騙されたと感じると、落ち込んでくよくよ考えたり、

時には攻撃的な行動をとる場面もあります。

・統合失調型パーソナリティ障害

他人との感情的接触を避け、孤立的・空想的・内向的な性格傾向を示します。

感情表現に乏しく温かみや優しさが感じられず、他人の称賛や批判に

非常に敏感であることが特徴です。

・反社会性パーソナリティ障害

社会的義務・ルールを無視して、他人を思いやれないのが特徴です。

激しい攻撃性を示し、冷淡な無関心を示します。

その行動は、一般的社会通念からは逸脱しているものであり、矯正しにくく、

他人を責め、行動異常についてもっともらしい言い訳を述べ、

逃れようとする傾向が見られます。

境界性パーソナリティ障害

感情が不安定で、不安、怒り、焦り、抑うつなどが見られます。

慢性的な虚無感があり、衝動的な浪費、自傷行為が見られ、

自己の目的の為に、他人を利用したりします。

孤独に耐えられず、常に誰かを引きつけておこうとする傾向も見られます。

・自己愛性パーソナリティ障害

自分の才能、特殊性を強調し、絶えず人の注目や賞賛を求めます。

他者の感情は無視し、自分の失敗に関しては、

激怒したり、屈辱感を強く感じるなど、

過度の感情が生じやすい傾向も見られます。

 

【症状】

気分障害

・不安症

・身体症状症

・物質使用障害

摂食障害

 

【発病年齢】

通常は青年期後期または成人期早期に現れますが、

それより早期(小児期)に現れる場合もあります。

これらの障害の持続期間には大きな幅があります。

一部の種類のパーソナリティ障害(反社会性または境界性など)は

加齢とともに軽減したり、消失したりする傾向があります。

そうなりにくい種類もあります(強迫性や統合失調型など)。

患者によっては、症状は続くものの、軽症化する場合もあります。

【原因】

遺伝子と環境の相互作用によって起こります。

すなわち、一部の人はパーソナリティ障害になりやすい

遺伝的な傾向を生まれつきもっていて、

その傾向が環境的な要因によって抑えられたり、

強められたりするということです。

一般に、遺伝子と環境はパーソナリティ障害の発症にほぼ同じくらい寄与しています。

【治療】

・精神療法(心理療法

パーソナリティ障害の治療は精神療法により行われ、

具体的には個人精神療法や集団療法などがあります。

治療は本人が治療を求め、

変わりたいという意欲がある場合に効果的となる可能性が高まります。

薬が、抑うつや不安などの苦痛の症状を和らげ、

攻撃性などの一定のパーソナリティ特性をコントロールするのに

役立つことがあります。

しかし、薬でパーソナリティ障害を治癒することはできません。

パーソナリティ障害は特に治療が困難になることがあるため、

精神療法家の中でも経験豊富かつ中立的で、

患者の自己像、心の繊細な部分、普段の対処方法を理解できる

専門家を選ぶことが重要になります。

 【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

パーソナリティ障害の概要 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

パーソナリティ障害の概要 - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

 

 

急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

f:id:HAJIMETHOD:20201115223728p:plain

◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

本記事は、前回の記事の続きとなります。 疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

5.急性ストレス障害ASD

【概要】

急性ストレス障害ASD)とは、

トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験して間もなく始まり、

1カ月未満で消失する、日常生活に支障をきたす強く不快な反応です。

症状が1カ月を超えて持続する場合は、

心的外傷後ストレス障害と診断されます。

【症状】

・感覚の麻痺

・感情反応の欠如

・トラウマとなる出来事に関連した苦痛をもたらす

 記憶、思考、または感情を避けようとする

睡眠障害

・集中力の低下

診断には、症状によって重大な苦痛が生じているか、

日常生活に大きな支障をきたしていることが必要です。

 

【発病年齢】

小児から成人まで、全年齢有り

ただし、個人差があるので、同じ体験をしても、

その体験がストレス障害として現れる方と現れない方がでてくることもあります。

【原因】

外傷的出来事が強烈または反復的であればあるほど、

急性ストレス障害になる可能性が高くなります。

【治療】

患者の支援

急性ストレス障害の人の多くは、

心的外傷(トラウマ)を受けた状況から離れ、

自分の苦しみに理解や共感を示してもらいつつ適切な支援を受け、

起きたこととそれに対する自分の反応について話をする機会が与えられれば、

この病気から回復します。

自分の体験を何度か人に話すことで効果がみられる場合もあります。

医師が不安を和らげたり、

睡眠を促したりする薬を一時的に処方することもありますが、

それ以外の薬(抗うつ薬など)は通常処方しません。

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

急性ストレス障害(ASD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

急性ストレス障害(ASD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

6.心的外傷後ストレス障害PTSD

【概要】

心的外傷後ストレス障害PTSD)とは、

トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験した後に始まる、

日常生活に支障をきたす強く不快な反応です。

【症状】

・侵入症状

(その出来事が頭の中に入り込んでくるように

 繰り返しよみがえり、制御することができない症状)

・その出来事を思い出させるあらゆる物事の回避

・思考や気分に対する悪影響

・覚醒レベルと反応の変化

その他、

不安や落ち着きの無さ

理解力の減退、

不眠、

頭痛、

食欲減退、

など

【発病年齢】

小児期を含む生涯のいずれかの時点で約9%の人が発症します。

12カ月の期間で調べると、約4%の人で認められます。

【原因】

外傷的出来事の直接または間接的な体験

【治療】

・精神療法(心理療法

薬物療法

・物質使用障害やうつ病などの他の精神障害の治療抗うつ薬

 【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

症状がみられる場合には、すぐに病院などの専門機関に

リファーすることを心掛けましょう。

 

心的外傷後ストレス障害 (PTSD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

心的外傷後ストレス障害(PTSD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

 

 

パニック症、強迫症について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

 

f:id:HAJIMETHOD:20201115223728p:plain

◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

本記事は、前回の記事の続きとなります。

 

疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

3.パニック症(パニック障害

【概要】

パニック発作とは、

極めて強い苦痛、不安、恐怖などが突然現れて短時間で治まる発作のことで、

身体症状や精神症状を伴います。

パニック症では、

パニック発作が繰り返し生じることで、

将来の発作に対して過度の不安を覚えるようになったり、

発作を引き起こす可能性のある状況を回避するための行動変化がみられたりします。

パニック発作の恐怖と生活の制約は、将来の見通しを悪くし、

悲観的な感情に支配され、実生活及び精神面で悲惨な状態に陥ることを

理解しておかなければなりません。

  【症状】

パニック発作では、強い恐怖または不快感に加えて、以下の身体症状と精神症状のうち4つ以上が突然現れます。

・胸の痛みまたは不快感
・窒息感
・めまい、ふらつき、または気が遠くなる
・死への恐怖
・正気を失うことや自制を失うことへの恐怖
・非現実感、違和感、または外界との遊離感
・ほてりまたは悪寒
・吐き気、腹痛、または下痢
・しびれまたはチクチク感
・動悸または頻脈
・息切れまたは呼吸困難
・発汗
・振戦またはふるえ

症状は通常10分以内に最高潮に達し、数分で消失します。

その後は、ひどい発作がまた起こることへの恐怖心が残るものの、

それ以外に医師が観察できる症状はほとんど残りません。

【発病年齢】

パニック発作はよくみられる症状で、1年間で少なくとも成人の11%が経験します。

ほとんどの人は治療なしでパニック発作から回復しますが、

少数の人ではパニック症に進行します。

【原因】

主に、身体的プロセスと精神的プロセスによるストレス

【治療】

抗うつ薬抗不安薬、またはこれらの併用

曝露療法などの精神療法

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

気分障害の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

 

パニック発作とパニック症 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

パニック発作およびパニック症 - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

4.強迫症(OCD)

【概要】

「火を消してきたか?鍵をかけたか?」などのエピソードが

過剰に気になってしまい、万に一つの危険を恐れる気持ち(強迫観念)、

その危険を除外し、不安を打ち消すための動作や行動(強迫行為・儀式)、

またはその両方が認められることを特徴とします。

強迫症では、

このような考えたくない考えが繰り返し頭の中に浮かび上がり、

打ち消す努力をすればするほど、不安が強くなってしまいます。

繰り返し強迫的な観念にとらわれている現状や内容が無意味であることは、

来談者自身も自覚している場合が多いですが、

それでも繰り返し気になってしまうという状況に陥っています。

【症状】

・汚れることに対する懸念

(例えば、ドアノブに触れると何かの病気にかかるのではないかと心配する)

・何かのやり忘れに対する不安

(例えば、玄関の鍵をかけ忘れていないか心配する)

・物が完璧に並んでいない、均等ではないことに対する懸念

など

【発病年齢】

男性より女性でわずかに多くみられ、人口の約1~2%が発症します。

平均すると、強迫症は19~20歳ごろから始まりますが、

14歳未満で始まる症例も25%以上を占めています。

【原因】

害や危険に対する懸念に関連したストレス

【治療】

曝露反応妨害法

特定の抗うつ薬

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

全般性不安症の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

強迫症 (OCD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

強迫症 (OCD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

https://hajimethod.hatenablog.com/entry/2020/11/18/095015

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

 

 

気分障害、全般性不安症について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

f:id:HAJIMETHOD:20201115223728p:image

◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

昨日の記事にて、

心理カウンセラーは、医師のように

病名を診断することができません。

その行為をする資格が無いからです。

と述べさせていただきました。

これは、患者様自身も同じく、自己判断で診断することはできません。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。 

 とはいえ、専門家にて診断された精神疾患の知識を持つことは、

自分が今どういう病気なのか、どうすれば治るのかを把握することに繋がり、

延いてはご自身を俯瞰的に観ること疾患の早期寛解に繋がります。

 

そして、自分の周りの方がそのような症状を来している場合に、

サポートすることが出来る、一種の経験から来る”強み”となるのです。

 

疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

また、本記事タイトルはシリーズ化とし、

カウンセラーである自身のアウトプットも兼ねて、

精神疾患を学んでいくものといたします。

 

1.気分障害

【概要】

嬉しいことがあれば気分が良くなるし、

嫌なことがあれば気分が落ち込みますよね。

このような感情が自分自身でうまくコントロールできなくなり、

普段の生活に支障をきたしてしまうのが、気分障害です。

【症状】

うつ状態躁状態を反復する傾向が強く、日常の様々なストレス状況に影響されます。

うつ状態とは、

抑うつ的で悲観感情が見られ、思考内容は自責的で、時に他罰的です。

活動性が低下し、食欲低下・体重減少・性欲減退が見られます。

朝方は状態が悪く、夕方には改善するなど、

症状が一日の時間帯で変化する場合もあります。

躁状態とは、

楽観的で精神的興奮が見られ、思考内容は活動性の亢進(高ぶり)で多弁です。

睡眠時間が極端に短縮し、疲労を感じにくい状態が良く見られます。

「短時間の睡眠で十分」「私は今、元気で健康」と解釈されることが多く、

自覚的訴えはあまり見られません。

【発病年齢】

主に思春期以降で、加齢と共に発病数が増えることが特徴です。

【原因】

発病しやすい遺伝子素質と環境要因の複合と考えられています。

【治療】

抗うつ薬抗不安薬による薬物治療

精神、心理療法

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

気分障害の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

気分障害の概要 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

気分障害の概要 - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

2.全般性不安症(全般不安症/全般性不安障害

【概要】

不安とは、漠然とした原因がはっきりしない対象への恐れを指します。

現実的な危険とは無関係に沸き起こる不安や、

死の恐怖を感じるほど精神的負荷が大きい不安もあります。

全般性不安症とは、

・不安や心配が過剰であったり、

・6カ月以上にわたり、不安がある日数が不安のない日数を上回っている状態

を指します。

【症状】

胸が苦しくなったり、胸騒ぎや動悸が高まったり、

呼吸困難、過呼吸、腕のしびれ、発汗、のぼせ、ふらつきなどが見られます。

何に対しても過度に心配し、将来への不安をはじめとした、

慢性的な不安状態がみられることが特徴です。

胃腸症状や震え、緊張だけでなく、睡眠が上手く取れずに、

体調不良を感じることもあります。

【発病年齢】

多くの場合、小児期または青年期に始まりますが、

どの年齢でも発症する可能性はあります。

女性は男性の2倍多く見られます。

【原因】

身体的な病気や薬の使用

【治療】

抗うつ薬抗不安薬による薬物治療

精神、心理療法

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

全般性不安症の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

全般不安症(GAD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

全般不安症(GAD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

 

 

心理カウンセリングとは?心理カウンセラーとは?

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、心理カウンセリング、心理カウンセラーについて、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

f:id:HAJIMETHOD:20201114115413p:image

◆心理カウンセリングとは?

心理カウンセラーとは?

心理カウンセリング(以下、カウンセリング)とは何か、

皆さんは答えられますか?

 

お悩み相談?

お話を聞いてくれる行為そのもの?

 

書籍やWebサイトによって、その書きっぷりは様々ですが、

 

本記事では、

”カウンセリングとは、会話、対話を通して、

来談者(Client、相談者)が自ら思考・行動を変える、

ということを目的として行う心的療法”

 

と定義付けさせていただきます。

 

そして、来談者に対し、心理カウンセリングを行う者を

心理カウンセラー(以下、カウンセラー)と言います。

 

カウンセラーが来談者の悩みを解決するのではなく、

来談者が”自ら”思考・行動を変え、悩みを解決できるように

カウンセラーが専門的な知識・ノウハウを用いてサポートしていくのです。

 

カウンセラーは来談者に話をさせ、ひたすら傾聴の姿勢を取り続ける、

カウンセラーは”来談者の鏡”である。と言われる所以はここにあります。

 

 

精神医学会では、

「カウンセリングは手術のようなもの」

と例えられることがあります。

 

来談者に辛い思いや記憶などの

悪い部分を吐き出させ、向き合わせ、解消させていく

という辛い技法となるからです。

 

この”手術”の流れは、基本的に、対処療法→根治療法です。

 

まずは、

来談者によるお悩みをアウトプットすることによる客観視、

ネガティブ思考、ゼロ百思考、いわゆる視野狭窄状態からの脱却、

対処療法となります。

 

嫌な考え、選択肢が少ない思考がループしてしまう視野狭窄の状態から

一旦離れることにより、まずは視野を広げ、思考の幅を広げていきます。

 

視野狭窄の状態で課題と向き合っても、ただただ辛くなる一方なので、

課題と向き合う前のリラックス、準備体操をしていくイメージですね。

 

その後、

来談者のお悩みをカウンセラーによるサポートのもと、

来談者ご自身がその根本原因と向き合い、

思考や行動を変えていき、解決していく、

根治療法に突入していきます。

 

この手術に必要な道具は、

あらゆる心理療法や心理テスト、ホームワークの出し方や傾聴の姿勢

など、カウンセラーによるカウンセリングの専門的な知識となります。

 

これらを用いて、

来談者ご本人の生い立ちや周りの環境、元々の性質などによる、

心の表面や奥底にある悩みの原因を特定していき、

耐えられないストレスやコントロールできない感情を、

来談者ご自身の思考・行動を変えていき、解決させていきます。

 

そして、この手術の”麻酔”となるのが、

カウンセラーと来談者との信頼関係、通称”ラポールです。

ラポールは、カウンセラーによる来談者への共感や

ザイオンス効果(※)により、徐々に形成されていきます。

 

ザイオンス効果:

相手に何度も繰り返し接触することによって、

だんだん好感度や評価などが高まっていくという効果。

 

このラポールが形成されなければ、

そもそも悩みの共有が出来なかったり、その原因が特定できなかったり、

あるいはカウンセリング中に拒絶反応を起こしてしまい、

ひどい場合は、悪い部分が飛び出たまま、その向き合い方も分からず、

来談者をカウンセリング前よりも、さらに苦しませてしまう原因にもなります。

 

よって、

カウンセラー自身の人間性・性格・特性をはじめとし、

カウンセリングの専門的な知識やノウハウ

来談者へのアプローチの仕方などが、

来談者の課題の解決に大きな影響を与えるのです。

 

乱暴に手術をしてしまっては、来談者は痛いに決まっていますよね。

 

 

人の心の苦しみに耳を傾け、共に問題解決に向けて歩んでいく上で、

カウンセラーは「自己理解」を深めることから始めていきます。

 

カウンセラーも人間であり、

その人生経験は、「価値観」や「常識」 となり、

その視点で来談者の状態を見てしまうと、

歪んで捉えてしまうことが懸念されます。

 

故に、自己理解から始めていき、

加えて、ベースとなる心理学的知識を学び、

知識・ノウハウを磨き続けることで、

初めて、来談者へのカウンセリングを行えるようになるのです。

 

 

また、カウンセラーは、医師のように

病名を診断したり、投薬治療を行うことができません。

 

その行為をする資格が無いからです。

 

とはいえ、カウンセリング現場で出会う来談者の中には、

病院で治療中であったり、まだ受診はしていないものの、

精神疾患を抱えている可能性が高い方も多くいらっしゃいます。

 

カウンセラーが専門外で対応しきれないと感じる場合、

その来談者に応じた専門家や援助機関につなげる行為を行います。

これを「リファー」と言います。

 

病名を告げるなど医師の専門領域を侵したり、

来談者が傷つくような知識の乱用はあってはならないのです。

 

故に、自身の専門性の限界を知り、

精神医学の基礎知識を学ぶことも非常に重要です。

 

カウンセラーの精神医学的な知識が乏しいと、

このリファーのタイミングを間違えてしまったり、

来談者の状況を正確に判断することが出来ないため、

重篤な症状へと発展させてしまう危険性があります。 

 

カウンセラーは、常に来談者の利益につながる判断をしていくため、

常に専門知識を学び進める姿勢が重要となります。

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

心理カウンセラーと聞いて、人物像がピンとこなかった方、

心理カウンセリングと聞いて、何をするのかピンとこなかった方、

本記事をお読みいただき、ハッキリとしましたでしょうか?

 

昨今では2017年に公認心理士という国家資格も出てきており、

心理カウンセリングの需要も高まりつつありますが、

まだその認知度は高くはありません。

 

また、

心理カウンセリングを行う側、受ける側、

双方の理解が無ければ、

その心理療法の効果は得られるものが無いどころか、

心理カウンセリングを受ける前よりも

悪い状態になってしまう可能性もあります。

 

正しい知識のもと、上手く利用していくことが重要となるのです。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

また、もしよろしければ、

下記ボタンより購読、SNSでのシェア、

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録

をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

ブログの状態は管理できていますか? ブログ運営について その④

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、以下の記事の続きとなります。

hajimethod.hatenablog.com

 

引き続き、ブログの運営の仕方について学んだことをアウトプットしていこうと思います。

 

◆ブログの状態を常にチェックしましょう

 

アクセス解析

ブログの状態を常にチェックすることが、

自分のブログを客観的に評価する上で、非常に重要です。

 

記事は楽しく!チェックは厳しく!をモットーに、

仮説と検証を繰り返して、客観的に観察していき、

読者がどう感じているかを推察します。

 

具体的には、アクセス解析のチェックを毎日行います。

Google Analyticsが高性能でオススメです。

(無料ので利用出来て、ページビュー数の時間変化やアクセス流入元、デバイスの種類、リピート率などの基本的な数値の他に、読者の性別や年齢、興味といった、どうやって調べているか分からないような情報も出てくるようです。笑)

f:id:HAJIMETHOD:20201113092305j:image

(画像はスマホによる当ブログのはてなブログアクセス解析より)

 

 アクセス数の大きな変化が起きた場合を研究し、

この日の記事や宣伝の仕方など、必ず原因を研究しておきましょう。

なぜ増えたのか?が分かれば、それを繰り返すことで成長に繋がります。

 

上昇した理由としては、例えば、

・有名人のSNSでブログ記事がリツイートされていた。

はてなブックマークホテントリに掲載されていた。

・有名なブログやサイトで紹介されていた。

検索エンジンで順位が上位に挙がった。

など

 

逆に減少した理由としては、例えば、

Google検索で順位が下がった。

・休日でユーザーのネット利用が減った。

・サーバーが落ちた。

ドメイン更新を忘れて失効した。

など

 

Twitterにもツイートアクティビティを検索できる機能がありますよね。

ブログを告知したツイートのツイートアクティビティをチェックすることも有効です。

Facebookページのインサイトからも、同じように解析ができますので、

こちらも利用しましょう。

 

そして、これらアクセス解析をもとにして、

ブログの方向性は、読者に決めてもらう、という考え方もあります。

自分の本当の強みは、案外自分が意識していないところにあったりもするのです。

また、パートナーがいる方は、パートナーに読んでもらうことで、

客観的な感じ方、誤字脱字、言い回しや暴言等のダイレクトなチェックにもなります。

 

… 

 

また、Google サーチコンソール」というサービスもあります。

こちらも無料で、Googleにブログ情報を送ったり、Google検索でのブログの状態を示してくれます。

サイトマップ、Fetch as Google、ペナルティの警告受け取り、検索アナリティクス

などの機能が使用できます。

こちらもなるべく早めに設定しておきましょう。

 

【ソーシャルコメントの確認】

ブログのドメインや記事のURLをTwitterの検索欄に入力して検索すると、ブログを紹介してくれているツイートが表示されます(一定期間たったものは無効らしい。)。

 

また、Facebookでのシェア、はてなブックマークのコメントもしていただいたら、

辿ってみましょう。

 

反応の良し悪しで一喜一憂するためではなく、

なぜ注目されたのか、アクセス数の上昇、減少の原因と特定が大切です。

 

【具体的な行動目標】

ブログの目標として、ページビュー数(PV数)を挙げがちですが、

100記事ポストしても読者が増えないこと、

逆に1記事で10万PVを獲得できることもあります。

 

目標は「月30万PV」と掲げたところで、具体的な目標にはならないのです。

 

よって、行動目標を目指すことが健全です。

要は、月間のPV数よりも、

「月30記事をポストする」

「週に本を1冊読んで、書評記事を1記事書く」

「タイトルロゴを作り直す」

「記事に最低1枚写真を入れる」

など、具体的な行動を目標にするのです。

 

ただし、ブログが上手く回ってきて、ブログ記事をポストするたびに読者が増えていく段階になれば、数値目標を設定しても有効です。

 

収益を目標として公開しているブログも多いですが、オススメは出来ません。

人々のモチベーションは、金銭が絡むと減退するからです。

 

 

◆おわりに

 

以上が今回の記事のまとめとなります。

本記事を踏まえて、

 

アクセス解析の重要性、ブログの方向性、ブログ運営の目標設定の仕方

が明確になり、更なるモチベーションの向上に繋がりました。 

 

また、Googleサービス各種はまだ利用できていないので、

早速登録、開始させて より質の高いブログ運営を目指してまいりたいと思います。

 

今後も読者の皆様に、さらに読みやすい記事が書けるように工夫しますので、

引き続きご指導ご鞭撻、応援のほど何卒宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

 

また、もしよろしければ、下記ボタンより購読

ブラウザのお気に入り、ブックマーク登録 をしていただけますと幸いです。

 

最後までご閲覧いただき、ありがとうございました!

 

なお、本記事の参考にさせていただいたのは、下記の書籍です。