精神疾患持ちが自分を救う為に心理カウンセリングを学ぶブログ

自分の自分による自分のための心理カウンセリング

気分障害、全般性不安症について

こんにちは!ブログ主のはじめと申します。

 

今回は、精神医学の基礎知識である、精神疾患について、

過去にうつ状態適応障害を抱えた経験のある、

私なりの見解をまとめたものを紹介いたします。

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◆ご自身の精神疾患どのようなものか説明できますか?

昨日の記事にて、

心理カウンセラーは、医師のように

病名を診断することができません。

その行為をする資格が無いからです。

と述べさせていただきました。

これは、患者様自身も同じく、自己判断で診断することはできません。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。 

 とはいえ、専門家にて診断された精神疾患の知識を持つことは、

自分が今どういう病気なのか、どうすれば治るのかを把握することに繋がり、

延いてはご自身を俯瞰的に観ること疾患の早期寛解に繋がります。

 

そして、自分の周りの方がそのような症状を来している場合に、

サポートすることが出来る、一種の経験から来る”強み”となるのです。

 

疾患名をそれぞれ、下記項目にまとめて解説していきます。

【概要】

【症状】

【発病年齢】

【原因】

【治療】

【カウンセラーとしての注意点】

 

また、本記事タイトルはシリーズ化とし、

カウンセラーである自身のアウトプットも兼ねて、

精神疾患を学んでいくものといたします。

 

1.気分障害

【概要】

嬉しいことがあれば気分が良くなるし、

嫌なことがあれば気分が落ち込みますよね。

このような感情が自分自身でうまくコントロールできなくなり、

普段の生活に支障をきたしてしまうのが、気分障害です。

【症状】

うつ状態躁状態を反復する傾向が強く、日常の様々なストレス状況に影響されます。

うつ状態とは、

抑うつ的で悲観感情が見られ、思考内容は自責的で、時に他罰的です。

活動性が低下し、食欲低下・体重減少・性欲減退が見られます。

朝方は状態が悪く、夕方には改善するなど、

症状が一日の時間帯で変化する場合もあります。

躁状態とは、

楽観的で精神的興奮が見られ、思考内容は活動性の亢進(高ぶり)で多弁です。

睡眠時間が極端に短縮し、疲労を感じにくい状態が良く見られます。

「短時間の睡眠で十分」「私は今、元気で健康」と解釈されることが多く、

自覚的訴えはあまり見られません。

【発病年齢】

主に思春期以降で、加齢と共に発病数が増えることが特徴です。

【原因】

発病しやすい遺伝子素質と環境要因の複合と考えられています。

【治療】

抗うつ薬抗不安薬による薬物治療

精神、心理療法

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

気分障害の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

気分障害の概要 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

気分障害の概要 - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

2.全般性不安症(全般不安症/全般性不安障害

【概要】

不安とは、漠然とした原因がはっきりしない対象への恐れを指します。

現実的な危険とは無関係に沸き起こる不安や、

死の恐怖を感じるほど精神的負荷が大きい不安もあります。

全般性不安症とは、

・不安や心配が過剰であったり、

・6カ月以上にわたり、不安がある日数が不安のない日数を上回っている状態

を指します。

【症状】

胸が苦しくなったり、胸騒ぎや動悸が高まったり、

呼吸困難、過呼吸、腕のしびれ、発汗、のぼせ、ふらつきなどが見られます。

何に対しても過度に心配し、将来への不安をはじめとした、

慢性的な不安状態がみられることが特徴です。

胃腸症状や震え、緊張だけでなく、睡眠が上手く取れずに、

体調不良を感じることもあります。

【発病年齢】

多くの場合、小児期または青年期に始まりますが、

どの年齢でも発症する可能性はあります。

女性は男性の2倍多く見られます。

【原因】

身体的な病気や薬の使用

【治療】

抗うつ薬抗不安薬による薬物治療

精神、心理療法

【カウンセラーとしての注意点】

安易な自己判断でカウンセリングを引き受けるのではなく、

全般性不安症の症状がみられる場合には、

すぐに病院などの専門機関にリファーすることを心掛けましょう。

 

全般不安症(GAD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

全般不安症(GAD) - 08. 精神障害 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

 

◆おわりに

以上が今回の記事のまとめとなります。

 

カウンセラーは、来談者が精神疾患を抱えている場合、

カウンセリングを実施する前に、

来談者の主治医にカウンセリング実施の許可が降りているかを

確認する必要があります。

 

患者の立場であり、精神疾患を抱えている場合は、

主治医にカウンセリング実施の許諾を得るように心掛けましょう。

 

本記事があなたの生活や精神疾患寛解、周りの精神疾患を抱えている方々の

一助になることが出来れば、これに勝る喜びはございません。

 

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最後までご閲覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引

DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引